シリーズ 第5回防衛省説明会質疑応答  その2.「話し合いによる解決か、軍事力による解決か?」

 以下のURLをクリックして、質疑応答の動画(35秒)をご覧ください。

  https://drive.google.com/open?id=1w0dkVPSA1kUtamgjZefQEMUvdYIcG1V5

 

 質問者は、
(1)今は、紛争を話し合いで解決する時代で、武力を使うことで解決しようというのは、もう古い考え方なのではないか?
(2)こちらが新たに軍事施設を造れば、相手も武力を意識することになるのではないか?
と尋ねています。

 (1)について防衛省は、「外交的努力で近隣諸国と友好的関係を築いて行くのは当然」と言いつつ、北朝鮮や中国の軍備増強を強調し、「隙のない態勢」を作って、万一外交的解決に失敗しても国を守れるようにすることで、武力攻撃される事態を防げる、と、「最後に物を言うのは軍事力」という「古い考え方」の立場を鮮明にしています。
 
 他方、紛争の火種を抱えた東シナ海での危険な軍拡競争に関わる質問(2)については、全く無視して、何も答えません。防衛省自身が、既に、ミサイル基地が出来る後にも、新型地対艦ミサイルの導入、F35Bステルス戦闘機の石垣空港離着陸、高速滑空弾部隊の南西諸島配備、など、新たな軍拡の計画を次々に打ち出していますから、「相手が軍拡するなら、こちらもすれば良い」と考えているのでしょう。

 

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