シリーズ 第5回防衛省説明会質疑応答  その3.「有事には空港・港を自衛隊が使う、住民はどうやって逃げるのか?」

 

 大変重要な内容です。防衛省が、私たちの命に関わる問題をどう扱っているか、以下のURLをクリックして、質疑応答の動画(1053秒)をご覧ください。

https://drive.google.com/open?id=1LI91Aq1g7UO0Y_q76Gv746TyFFXYUATO

 

 質問者は、有事における住民避難について、
(1)武力攻撃が予想されるとき、住民はいつそれを知り、避難をはじめられるのか?自衛隊は、いつ、その情報を知らせるのか?
(2)有事には自衛隊が物資、隊員の輸送に空港、港を使う。そのとき住民はどうやって逃げるのか?住民避難を優先するのか?
(3)畜産が盛んで牛がたくさんいるが、牛はどうすれば良いのか?
(4)どう避難できるかも具体的になっていないのにもう着工とは、順序が全く逆ではないか? 
と、具体的に尋ねています。

 防衛省は、これらに、何も答えません。質問は全て、自衛隊と国が責任を持つべきことに絞られているので、いつものように「避難計画は自治体の仕事」で逃げることもできず、ただ、「避難しなくて良いように、武力攻撃を起こさせないために、隙のない態勢をつくる」という無内容な話を、長々と、何度も何度もくりかえしています。質問者が、

(5)逃げられないのなら、全住民にシェルターを準備するでもしない限り、命は守れない。その用意はあるのか?

とただしても、「仮定の話にお答えするのは難しい」と逃げる。「軍事力を持ってきたら軍の衝突があり得るというのは、仮定でも何でもないではないか」と一喝されても、「だから、そういう事態が起こらないように配備する」の一点張りです。そして、会場からも「答えてください」の声が飛ぶ中で、防衛省側の司会者が、「別の方の質問を」で打ち切っています。

 

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