シリーズ 第5回防衛省説明会質疑応答  その4.「ミサイル攻撃を受けたら、どう身を守れば良いのか?」

 以下のURLをクリックして、動画(940秒)をご覧ください。

https://drive.google.com/file/d/1SAbR27VtShGVORfUshCwQISgmxstdfQe/view?usp=sharing


質問者は、

(1)2013年防衛大綱は、「島しょ部に対する攻撃に対しては、、、弾道ミサイル、巡航ミサイル等による攻撃に対して的確に対応する」と書いている。これは、島しょ部で有事になれば、相手のミサイル攻撃があり得るということと思うが、どうか?
(2)政府は、弾道ミサイル等で攻撃されたとき、どのように身を守れば良いと言っているか?
(3)配備されるミサイルは車載式で、島の各地に展開・発射するものだから、これを襲う相手のミサイルは、十数発とか数十発が一斉に島中に飛んで来ることになるだろう。そのときでも身を守るには、どうすれば良いか?
と尋ねています。

 沖縄防衛局の伊藤晋哉企画部長は、(1)については、一言も語りません。防衛省の国家公務員なのに、配備の危険を隠すためなら、「国防の基本文書」の中身さえ隠すのです

 (2)については、「できるだけ窓から離れて伏せる」などと言いかけますが、これではまずいと思ったか「ミサイル攻撃が起きないようにするのが大原則で、万一起きてもイージス艦とPAC3で迎撃し...」と、「安全宣伝」に切り換えます。
 その一方、聞かれもしないのに、配備予定の地対艦、地対空ミサイルでは弾道ミサイル攻撃には対応できないと自ら認めています。そして、「地対艦誘導弾はわが国に侵攻する艦艇を出来るだけ洋上の離れたところで迎え撃つ装備」と、これまであいまいにしてきた、「有事に遠方の艦艇を攻撃するミサイル」であることを、初めて認めています。

 (3)には、全く触れません。多くのミサイルで一斉に攻撃されたら、イージス艦やPAC3を動員したところで、全部落とすのは到底不可能だからでしょう。

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