シリーズ　第5回防衛省説明会質疑応答　　その９．「なぜ、『ゴルフ場』の土地を選んだのですか？」

　2019年2月13日の防衛省説明会での質疑です。以下のURLをクリックして動画（6分11秒）をご覧ください。

　一問一答形式の、とても分かりやすい質疑です。要約すると

　Q ：11月の説明会では、ゴルフ場と市有地だから選定したと言っていたと思うが、その後、この「ゴルフ場」が、ゴルフ場としての登記も開発もされていないことが明らかになったのは、ご存知か？

　A ：そういう報道は見ているが、我々は適法に取得・賃貸しているので、準備が整い次第着工したい。

　Q ：買収ではなく借りているのか？

　A ：ほとんどは売買契約だが、一部賃貸契約もある。

　　　この場所を選んだ理由は、一定の地積があり、島の中央部で、災害時に拠点の基盤ともなるから。「ゴルフ場だから」と強調されると誤解を招くので、補足しておく。

　Q ：適地調査の段階でコンサルタント会社が候補地としてあげた７箇所では、平得大俣の候補地はもっと左のほうにあったが、その後防衛省が選定する段階で「ゴルフ場」の方に移った。これも災害時に役に立つからなのか？

　A ：確かに、コンサルタント会社の報告書に現在の土地が入っていなかったのは事実。その後、現地調査も行い、地積、高度、災害時拠点等さまざまの観点を総合して、この土地を選んだ。

　Q ：配置図を見ると多くの施設が「ゴルフ場」と言われるこの場所に集中しているが、石垣市の推進派の市議が所有していることと関係があったのか？

　A ：そういったことは全く関係がない。施設配置をする上で、警備など、部隊配備を具体的に考えて、この場所を選んだ。

　Q ：この場所を選んだということは、不法に開発された責任も継続されていると理解して良いのか？

　A ：報道は承知しているが、我々は関係法令に基づいて適切に取得しているので、問題ないと考える。

　Q ：違法に開発されたことの責任も引き継いでいるのか？

　A ：報道は承知しているが、その辺の事実関係は明らかでないので、、、

　Q ：取得前に調べなかった、ということですね？ありがとうございました。

　私たちの命に関わる軍事施設の場所です。こんな不明朗な説明しかできない選び方で、良いものでしょうか？