ミサイル車両は、本当に、島中に展開します！

　　　　　　　　2018年4月18日FBページに投稿　

　防衛省の人たちが、そう認めていることを、短い動画でご紹介します。ご覧ください。そして、お友達に拡散をお願いします。

　仲間均市議は、今年（２０１８年）３月２８日の石垣市議会一般質問で、石垣島に軍事基地を作らせない市民連絡会の４号チラシ（写真１）を取り上げ、「デタラメ、真っ赤なウソ、市民への扇動」とまくしたてました。

　その中で、チラシに「ミサイル車両は島中に!!」と書いてあることについて、次のように言いまし た。以下のURLをクリックして、動画１（全部で１分２６秒）をご覧ください。

https://drive.google.com/open?id=19yZcmj9X-iwCs1U5SfJa4OwIybxu8A7U

　ほら、確かに、

　「ミサイル１基を配備するのにいくらお金がかかるか考えれば、石垣島に５基も６基も置くことなどあり得ない」

　「PAC３を港から南ぬ浜町まで移動させるのにどのくらいかかったかを考えれば、移動などあり得ない」

　「だから、ミサイル車両が島中に行くというのは真っ赤なウソ」

と言っていますね？

　でも、仲間さんのこの話こそ、「真っ赤なウソ」（それとも「無知」？）です。だって、防衛省自身が、全く違うことを言っていますから。

　まず、ミサイル車両は、何基配備されるのか。

　防衛省の米山栄一施設計画課長が、昨年１２月３日に行われた宮古島での住民説明会で言ったことを、以下をクリックして、動画２（３２秒）でご覧ください。

https://drive.google.com/open?id=1926WhmFBvF5Nd-xdYhvd1_hqZ0QO1DXQ

　あれっ、「ミサイル車両は、地対空誘導弾３基、地対艦誘導弾４基」と言ってますね？合計で７基です。宮古島と石垣島のミサイル部隊はほぼ同規模なので、石垣島でも、７基ないしそれ以上でしょう。

　「５基も６基もなんてあり得ない」なんて、とんでもない！少なくとも７基は来るのです。

　では、ミサイル車両は、移動するのかしないのか。昨年５月１１日の参議院外交防衛委員会で伊波洋一議員の質問に、防衛省参考人の高橋憲一さんが何と答えたか、以下をクリックして、動画３（１分３０秒）でご覧ください。高橋さんは、当時は防衛省の整備計画局長でしたが、いまは官房長で、小野寺防衛大臣がテレビに出てくる度に、すぐ後ろで耳打ちなどしている人です。

https://drive.google.com/open?id=1qw2LTJ4f-Ksgm_VV8lmy9EvKZclw7ibH

　地対空、地対艦ミサイルについて、「状況に応じて選定した場所（市街地は避けるそうですが）で発射し、発射後は速やかに移動して発射源が探知されるのを防ぐ」と言っていますね？島中に展開し、発射、移動を繰り返すのです。

　ミサイル車両には、ミサイル発射機が載っています。これは、６本の四角い筒にミサイルの本体を６発格納し、同時に６つの目標に向けて撃つことができるものです（写真２）。

だから、７基のミサイル車両には、合計４２発のミサイルが載っています。そして、各ミサイル車両には、それぞれが６発の予備のミサイルを積んだ弾薬運搬車が１〜４両ついて動きます。ですから、ミサイルの数は４２の何倍にもなります。

　有事には、地対艦ミサイルが、島のあちこちから、２００ｋｍも離れた洋上の相手艦隊に向かって発射されます。最近の地対艦ミサイルは、うまく迎撃をかわして命中すれば、１発で大型艦艇を沈めると言います。相手の艦隊司令官は、そうなってはたまりませんから、石垣島のミサイルを無力化するために、事前に、艦上から、あるいは大陸から、多くのミサイルを打ち込むでしょう。陸自のミサイル車両は、島中に展開していますから、相手のミサイルも島中に飛んできます。まさに、島中が発射台になり、標的にされるのです。

　仲間さんが「真っ赤なウソ」と言ったことは、ウソではなく、全部本当でした。

　でも、物騒なミサイル基地さえなければ、そんな島に高価なミサイルを打ち込む馬鹿な司令官はいません。だから、配備をやめさせれば良いのです。

　仲間市議の質問全体については、4月8日の投稿

https://www.facebook.com/loveishigaki/posts/1623518051059294

をご覧ください。