MIME-Version: 1.0 Content-Type: multipart/related; boundary="----=_NextPart_01D2D8F1.24B538E0" このドキュメントは単一ファイル Web ページ (Web アーカイブ ファイル) です。お使いのブラウザー、またはエディターは Web アーカイブ ファイルをサポートしていません。Windows? Internet Explorer? など、Web アーカイブをサポートするブラウザーをダウンロードしてください。 ------=_NextPart_01D2D8F1.24B538E0 Content-Location: file:///C:/2588D675/dietminutes170425.htm Content-Transfer-Encoding: quoted-printable Content-Type: text/html; charset="shift_jis"
2017年4月25日=
@第193国会 衆議院安全保障委員会での赤嶺政賢議員の質疑
(国会会議録検索=
システムよりコピー)
○山口委員長 次に、赤嶺政=
ォ君。
○赤=
艾マ員 日本共産党の=
ヤ嶺政賢です。
最初に、辺野古の新基地建設について聞きますが、けさ九時=
十分ごろ、沖縄防衛局が護岸工事に着手したということになっています。県民の反=
対の意思を踏みにじって、本格的な海上工事に着手したことは、断じて容認できま=
ケん。
防衛大臣に伺いますが、けさの地元紙の世論調査によると、=
V基地建設に反対が六一%、賛成は二三%、本格的な埋立工事を始めようとする安倍=
政権の姿勢について、妥当だは二三%、妥当ではないは六五%であります。最高裁=
サ決を経た今も、県民多数は新基地建設に反対であることを示すものだと思いますが=
、大臣はどういう認識ですか。
○稲=
c国務大臣 今委員が御指=
Eになったように、代替施設建設事業について、水の濁りの拡散を防止するための汚=
濁防止膜の設置作業を終え、護岸工事に必要な資機材の準備などを進めて、本日、=
備が整ったことから、護岸工事を開始したところでございます。
今委員御指摘になったように、沖縄県において反対の意見が=
常に多いということでございますが、そういったことも心には感じております。し=
かし、昨年末、最高裁、そして昨年の三月の和解の趣旨、関係法令に基づいて、住=
ッの生活やまた自然環境にも最大限配慮をして工事を進めてまいります。
○赤=
艾マ員 この問題で一=
條ヤぐらいとってやりとりしたいんですが、戦後七十二年間、沖縄に新たな基地を押=
しつけるようなことは受け入れられるはずがないんですよ。どうやって米軍基地が=
ォ縄でつくられてきたかという基地の形成過程、それから本土復帰の原点に立ち返っ=
て、あのとき政府は、沖縄の基地を縮小するというような国会決議まで行っている=
けですよ。
米軍基地の縮小、撤去に取り組むべきであって、辺野古の新=
地建設は直ちに中止、撤回、普天間基地は閉鎖、撤去、これを強く求めたいと思い=
ます。
次に、北朝鮮問題について、これは最初に外務省に伺います=
ェ、昨日、安倍首相は、トランプ大統領と電話会談を行い、全ての選択肢がテーブル=
の上にあることを言葉と行動で示すトランプ大統領の姿勢を高く評価する、こう述=
ラました。
この行動とは具体的に何を指すんですか。
○四方政府参考人 お答え申し上=
ーます。
昨日の日米首脳電話会談におきましては、安倍総理とトラン=
v大統領の間で北朝鮮問題に関し政策のすり合わせを行うとともに、中国の役割が重=
要であり、さらに大きな役割を果たすよう働きかけていくこと、また、今回の日米=
、同巡航訓練を含め、引き続き日米間で緊密に連携していくことで一致いたしました=
。
地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、米国の抑止力を=
m保することが重要と考えておりまして、このような観点から、米国が全ての選択肢=
がテーブルの上にあるとの姿勢を示していることを総理の方から評価されたという=
アとでございまして、日本政府といたしましては、日米同盟の抑止力、対処力を一層=
強化してまいりたいと考えております。
○赤=
艾マ員 ですから、ト=
宴塔v大統領が全ての選択肢がテーブルの上にあることを言葉と行動で示す、そうい=
う姿勢を高く評価すると言っているわけですね。その行動とは何を指すのかという=
アとを聞いているわけです。
○四=
政府参考人 委員御指摘の=
ニおり、米国が全ての選択肢がテーブルの上にあるという姿勢を示しておるわけでご=
ざいますけれども、その選択肢がどのようなものかということにつきましては、米=
草ュ府としてあえて明らかにしていないというふうに考えております。
○赤=
艾マ員 カール・ビン=
\ンの行動などは含まれるんですか。
○四=
政府参考人 先ほど申し上=
ーましたとおり、日米首脳電話会談におきましても、今回の日米共同巡航訓練を含め=
、引き続き日米間で緊密に連携していくということで一致しております。その意味=
ナは、カール・ビンソン等米軍の展開につきましても含まれるということだと考えて=
おります。
○赤=
艾マ員 防衛大臣に伺=
「ますが、今、海上自衛隊の艦船二隻が、米空母カール・ビンソンとの共同訓練を行=
っています。先ほどもありましたが、けさの報道では、西太平洋だけでなく、日本=
Cでも実施する方針を固めたと報じられております。そういうことですか。<=
/span>
○稲=
c国務大臣 先ほど御答弁=
「たしましたように、日本海でということを現時点で決めているということではござ=
いません。
○赤=
艾マ員 大臣は、きの=
、の答弁で、あくまで戦術技量の向上と米海軍との連携強化が目的だと述べました。=
総理が、北朝鮮問題とのかかわりで、カール・ビンソンの行=
ョを高く評価し、そのカール・ビンソンと今共同訓練を行っています。日米が一体と=
なって北朝鮮に対して軍事的圧力をかけるものであることは明らかではありません=
ゥ。
○稲=
c国務大臣 まず、昨日も=
ォょうもお答えいたしましたように、今回の訓練の目的は、海上自衛隊の戦術技量の=
向上及び米海軍との連携強化を図ることを目的としておりますし、また、特定の国=
A地域を念頭に置いての訓練ではありません。
その上で、この訓練を実施した結果として、日米の連携強化=
ェ図られ、そのきずなを示すことによって、北朝鮮による核、ミサイルの開発や運用=
能力の向上が新たな段階の脅威になるなど我が国の安全保障環境が厳しさを増して=
「る中で、日米同盟全体の抑止力、対処力を強化し、地域の安定化に向けた我が国の=
意思、そして高い能力を示す、そういった効果があるというふうに考えております=
B
○赤=
艾マ員 新ガイドライ=
唐ナ、日米が平時から同盟調整メカニズムを活用して、柔軟に選択される抑止措置及=
び事態の緩和を目的とした行動を含む同盟としての適切な対応を実施するとして、=
略的な情報発信を調整すると新ガイドラインでは規定しているわけですね。
先ほども出ましたFDO、柔軟抑止選択肢というそうですが=
Aまさに、このガイドラインの規定に基づいて今北朝鮮に対して日米が一体となって=
軍事的圧力をかけている、そういうことではありませんか。
○稲=
c国務大臣 まず、先ほど=
熕\し上げたとおり、今回の訓練が特定の国を念頭にしているものではないというこ=
とでございます。
また、御指摘のFDO、柔軟に選択される抑止措置について=
ヘ、あくまでも抑止のための行動であって、外交、情報、軍事、経済を手段として実=
施され、早期の緊張緩和、危機解決へと導くためのものであるというふうに認識を=
オております。
○赤=
艾マ員 安倍首相は、=
L者団に対して、共同訓練の開始に言及した上で、引き続きアメリカと緊密に連携し=
、高度な警戒監視体制を維持し、我が国として毅然として対応していく、こう述べ=
トいます。毅然として対応していく相手がちゃんといるわけですね。このことからも=
、今回の共同訓練の目的、これはもう明らかであります。
防衛大臣にさらに伺いますが、こうした日米による軍事的圧=
ヘが朝鮮半島や日本で甚大な犠牲者を生む事態に発展するおそれ、これについてどう=
認識しておられますか。
○稲=
c国務大臣 あくまでも先=
ルど申し上げたような目的が今回の共同訓練でありますし、そして、この共同訓練を=
実施することによって、日米の連携強化、さらには日米同盟の強さを増すことがで=
ォ、また、日米同盟全体の抑止力、対処力を一層強化し、地域の安定化に向けた我が=
国の意思と高い能力を示す効果があることにより、地域の安定に資するものだとい=
、ふうに考えております。
○赤=
艾マ員 私は、北朝鮮=
ノよるミサイルの開発や核の開発は、安保理決議に照らしても、それから日朝平壌宣=
言に照らしても、さらには六カ国協議の共同声明にも反する暴挙である、このよう=
ノ糾弾してまいりました。絶対に許されない行為であります。
しかし、絶対にこれを戦争にしてはならない、こう思います=
B戦争への発展が安易に語られ過ぎてはならない。勇ましいことを言って、日米同盟=
の強さを見せつけるとか抑止力につながるとかと言っても、戦争が始まったらもう=
D沼化ですよ。抜け出すことは絶対にできないですよ。どれだけの犠牲が出るか。=
span>
やはり北朝鮮の問題というのは、国際社会が一致して、安保=
搆議を厳格に実施して、平和的、外交的に解決すべきであります。そのことを政府=
に強く求めておきたい、こう思います。
次に、法案について伺います。
法案には、戦後の陸上自衛隊の体制を大きく変えて陸上総隊=
新編し、陸上総隊司令官が全国の部隊を一元的に指揮することを可能にする改定が=
盛り込まれています。
何のためにこのような変更が必要なのか。この間、島嶼防衛=
理由に挙げておりますが、これは具体的にはどういう事態を想定したものか、説明=
していただけますか。
○高=
エ政府参考人 先ほどござい=
ワした、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増しておるという観点から、=
弾道ミサイル攻撃でございますとか、島嶼部に対する攻撃、あるいは大規模災害な=
ヌ、陸海空自衛隊が統合運用により全国レベルで機動的に対応すべき事態がますます=
想定されるというところで申し上げました。
したがいまして、例えば島嶼部に対する攻撃でも、それに対=
キる奪還作戦あるいは先行しての島嶼の部隊を展開するという観点から、陸上自衛隊=
の今現在の五つの方面隊、それから中央即応集団ということで、いわゆる中間司令=
狽ェ六つに分かれてございまして、それを一元的に機動的に運用して、例えば特定の=
諸島、余り具体的な名前を挙げるのはいかがかと思いますが、そういうような諸島=
ノ対しての奪還作戦、あるいは、先行的な上陸が必要であればそのような対処を行う=
という趣旨で陸上総隊をつくるということでございます。
○赤=
艾マ員 奪還作戦とい=
、ことは、島嶼に着上陸侵攻があるという事態、こういうのも想定しておられるとい=
うことですか。
○高=
エ政府参考人 島嶼部への攻=
bフ中で、さまざまな様相の中で、先行的に向こうが占拠した場合には我々の奪還も=
当然一つのオペレーションとしてあり得る、そういうふうに考えております。
○赤=
艾マ員 どこの島が想=
閧ウれるんですか。
○高=
エ政府参考人 今具体的にそ=
アをどこの島かというふうに特定申し上げるのは差し控えたいと思います。<=
/span>
○赤=
艾マ員 皆さんの文献=
竄「ろいろな報告書には南西諸島という言葉が頻繁に出てまいります。与那国の自衛=
隊配備や宮古、石垣島への配備ですね。
私は、戦場になって大きな犠牲があった、そういう体験が生=
Xしく残っている島で、奪還作戦などとこんなことを、いわば沖縄を戦場にすること=
を想定して全国から自衛隊を機動的に投入するためのもの、こういうのは絶対に許=
ウれないということを申し上げておきたいと思います。
陸上総隊の新編に伴って、昨年七月の日米合同委員会で、キ=
ャ塔v座間の共同使用の条件を変更しています。何のためにどういう変更を行ったん=
ですか。
○高=
エ政府参考人 今回お願いし=
トございます陸上総隊をつくるに当たりまして、陸上総隊は座間ではなく朝霞に設置=
することになってございます。
朝霞に移転した後、では、座間をどうするかということでご=
エいますが、中央即応集団司令部廃止後の司令部庁舎、鉄骨鉄筋コンクリート造約六=
階建ての九千七百平米でございますが、中央即応集団司令部が廃止された後は、陸=
繿国烽フ日米共同部、陸上自衛隊の第四施設群、それから在日米陸軍が共同使用する=
ということになってございます。
これは、平素からの実効性の高い連絡調整機能を確保するこ=
ニに加えまして、首都圏における大規模災害への対応能力の強化を図るという観点か=
ら行うものでございまして、その建物につきまして、在日米軍の共同使用にすると=
「うことで、二4(a)ということで手続をとったということでございます。
○赤=
艾マ員 二4(a)の=
闡アをとったということですが、合同委員会合意の概要を見てみましたら、期間は限=
定されていません。米軍が常駐するということですか。
○高=
エ政府参考人 もともと、キ=
ャ塔v座間でございますので、在日米陸軍司令部があるところでございまして、陸上=
自衛隊の中央即応集団が廃止され、いなくなった後、その建物をどう使うかという=
アとでございまして、九千七百平米の建物につきまして、今、人数については具体的=
には決まっておりませんが、在日米陸軍がこれについても共同使用する、そういう=
ョ理でございます。
○赤=
艾マ員 建物は日本政=
{の予算でつくったものですよね。もともと米軍のものですか。
○高=
エ政府参考人 おっしゃると=
ィりでございまして、中央即応集団司令部をつくった段階で我が国の予算でつくりま=
した行政財産でございましたけれども、これを用途を変更いたしまして二4(a)=
サするということが米陸軍の使用について行われたということでございます。
○赤=
艾マ員 米軍がいつま=
ナも、駐留する期限もはっきりしていないわけですが、中央即応集団の建物はこれか=
ら米軍が使いますと。
米軍が使うことに伴って、建物の施設整備、これもあるんで=
キか。
○高=
エ政府参考人 中央即応集団=
ェ廃止された後の庁舎につきましては、先ほど申し上げましたように、陸上総隊司令=
部の日米共同部、それから陸上自衛隊の第四施設群、在日米陸軍が使うということ=
ナ、これまでのように中央即応集団司令部だけが使うということではございませんの=
で、庁舎内のレイアウトの変更に伴う改修工事が必要だということでございまして=
Aこれについては予算を計上するということになってございますが、個別の工事の予=
算額につきましては、実施する工事契約の予定価格が類推されるため、お答えする=
アとはこの場では差し控えたいというふうに考えております。
○赤=
艾マ員 日本政府の予=
Zでつくった建物を今度は米軍に使ってもらう、さらに施設整備も行うと。<=
/span>
キャンプ座間は、二〇〇七年の米陸軍第一軍団前方司令部の=
ュ足に伴って、コマンド、いわゆる指揮統制センターが新設をされています。これは=
マスコミにも公開され、自衛隊とも秘密回線で連絡をとれることが報じられていま=
キが、このセンターに加えて日米が連絡調整を行うための場所を新たに確保する、そ=
の理由は何ですか。
○高=
エ政府参考人 これは米軍再=
メの議論の中でございましたが、在日米陸軍と陸上自衛隊の連絡調整をスムーズに行=
うという観点から中央即応集団司令部につきましては座間に設置されたということ=
ナございますが、今回、陸上総隊司令部が朝霞に新編する。これは、座間の地積が足=
りないという観点から朝霞に新編されることになりましたので、その米軍との連絡=
イ整機能につきまして、引き続き日米共同部という形で座間に置くということになっ=
てございます。
これは、これまでの日々行われている米軍との連絡調整を引=
ォ続き維持して、より円滑に行うという観点からのものでございます。ですから、従=
前と大きく変わるものではないというふうに考えてございます。
次に、南西航空方面隊の関係ですが、三月十六日の本委員会=
ナ、沖縄の本土復帰当時、米軍が運用していたレーダーサイトを自衛隊が引き継いだ=
際、レーダーサイトで捉えた航空機などの情報が米軍にも共有されていたのか質問=
いたしました。明確な答弁はありませんでした。
その点、改めて確認したいのと、現在はどうなっているのか=
Aこれも含めて答えていただけますか。
○辰=
ネ政府参考人 お答えします=
B
昭和四十八年に、沖縄において、対領空侵犯措置を米軍から=
き継いでおります。この際に、防空司令所、那覇にございますが、ここに米軍の第=
五空軍の連絡員が配置され、日米の情報共有が行われていたと承知しております。<=
/span>
現在、那覇には米軍の連絡員は配置されておりませんが、必=
vに応じて、日米は自動警戒管制システム、ジャッジなどを通じて引き続き緊密な情=
報共有を行っております。
○赤=
艾マ員 ここでもアメ=
潟Jの役割を肩がわりした自衛隊の姿が出ていると思います。
きょうもちょっと時間は足りませんでしたが、一応これで質=
竄終わります。